bible(美瑛)
2月下旬、吹雪の中を真狩村から美瑛へ向けて走っております。
あ、しつこいようですが、昨年のことですからね。
ビブレ
こちらもオーベルジュです。
美瑛料理塾という実践で学ぶ学校もあり、学生が働きながら学んでいます。
いいなあ、入塾したい。。。
というわけで、
ディナーの前に、パン工房へ案内してくれます。
窯から焼き立てのプレッツェルを出してくれ、熱々をいただきます。
ここでいっぱい食べてしまうと危険です。でも、それくらいおいしい。
オニオンのタルトからスタート。
チーズとポテト。シンプルだけど旨い。食べるほどお腹が減るやつ。
なんてたって、パンが美味い。
前菜は、こんな演出で出されます。
テリーヌ、ラタトゥイユ、ピクルス、フキノトウのフリットだったかな。
よい香りと一緒に登場したのは、ニシンの燻製。
香り、旨み、加熱加減、どれもがドンピシャ。
スープは、しいたけ? き、記憶が。。。
どーん!と、真狩村のゆり根が登場です。
塊のまま、バターでローストしただけ。なんだと思います。
でも、甘みといい、香りといい、もうゆり根の概念が吹っ飛びます。
カリカリで、ホクホクで、食感も楽しい。
この一品を食べるだけにもう一度行きたい。それくらい記憶に残る味わいでした。
魚料理はシンプルに。
今度は、目の前で葉野菜とドレッシングを和えてくれます。
言葉通り、野菜に調味料をドレスするように。
こうした演出で、何気ない一皿が印象的になってしまいますね。
メインは、鍋ごと登場!
目の前でふたのパンを外していくのですが、ワクワクが止まりません。
シェフみずからサーブしてくれます。
で、メインは、コック・オー・ヴァン。
今となっては、めったに出会えないくらいのクラシックな料理です。
やっぱり、こういう料理が好き。
付け合わせのマッシュポテト。
ふたを密閉していたパンも食べられます。
デザートは「お好きなだけどうぞ」って、そんなに食えるかい!と思っていたら、大好物のタルトタタン。
これだもの、食べるよね。
ああ、胃袋がもっと大きかったら…。
小菓子で〆。
料理塾の学生が働いているということもあるのでしょうが、料理はどれもシンプルでベーシック。
なおかつ、地の素材を生かしていて、ここでしか食べられない料理になっていますね。
遠くても、また行きたい。遠いからこそ、また行きたい。
そう思わせる料理を作ることが、地方レストランの使命なんだろうなと思ったり。