akoldu①(奈良)
あ、オオガケです。
怒涛の札幌シリーズは終わりましたが、ブログは続きます。
いよいよ3月に入りました。もちろん、2017年のね!
アコルドゥ
富雄から奈良公園エリアへ移転して、2度目の訪問です。
この日は、シェフェスタフォーラムに出演していただいた中道シェフとシェフェスタの実行委員などでのお食事会でしたか。
川島シェフの料理は、スペインの『ムガリッツ』で働いた経験があることから、モダンスパニッシュに分類されがちですが、もはや、既存のジャンルにくくることができない、“川島料理”なんだと思います。
あちこちで、川島シェフの記事を書かせていただいていますので、ここでグダグダ書くのはよしましょう。
よろしければ、『あまから手帖』2017年4月号をご覧ください。
https://www.amakaratecho.jp/products/detail.php?product_id=82
はい、宣伝です。
ちなみに、『あまから手帖』2018年3月号(2月23日発売予定)も奈良特集です。
オオガケも記事を書いておりますので、ぜひ、ご購入ください。
はい、これも宣伝ですが、何か?
奈良茶と当帰
オリーブ
枯れ木と落ち葉
黒豆と石
パンもかわいい。
土にまみれた大和真菜
御所のヨーグルトとハーブ
目の前で液体を注ぐと……。
三輪山本の手延べパスタ
クロロフィルとアマゴ、苔
プルポガジェガと墨
タコ、芋、宇陀金牛蒡、冷たいパプリカ
これも注ぎます。
湿った土と半生のエビ
キノコのベール トリュフ風味
菊芋のソパ 帆立のプランチヤとエア
塩鱈のピルピル
焼いたネブカ
炙った豚バラ 枯れ葉と小枝
カリフラワーピューレと焼きらっきょう
クチテユクモノとウマレクルモノ
古都華のマリネ クリームソーダ
お茶でひといき。
奈良を旅したような、記憶を遡ったような……。
未来的でもあり、既視感もあり……。
川島ワールドにどっぷり浸かったあとは、なんとも心地よいのです。
restaurant Moliere③(札幌)
プルルル~♪ プルルル~♪
「もしもし~」
「あ、オオガケさん? ブログ見たんですけど、いま札幌ですか?」
「・・・・・・」
重ねてのお知らせになります。
このブログに書かれているのは、すべて昨年(2017年)のことです。
え? ややこしい? いまさら何のために書いてるのか?
思い出をこの胸に刻み込むために。。。
はい、ということでね、僕らもね、がんばっていかなあかんなと。
レストラン モリエール
こんな短期間に三度も訪れたレストランは初めてです。
スープでほっこり。
バターの細工もお見事です。
このゆり根も三度目。でも飽きない。何度でも食べたい。
フキノトウに春の息吹を感じるも、店の外は極寒。
同じようで、毎回、違う味わい。新鮮な印象。
カスベだって、何度でも食べられる。
お、これはお初!
北寄貝のリゾット。貝の旨みをぎゅっと。たまらん。
北海道のワインも。
お口直しも万全。
メインで昇天。
ワインのセレクトもうなります。
君と会うのも三度目だね。
ああ、コースが終わってしまう。。。
というわけで、年明けから続いた怒涛の札幌シリーズ、これにて終幕。
いま、地方レストランが注目されていますが、モリエールこそ、その先駆けであり、王道でありつつ、最先端であるように感じます。
ここ数年、レストランって何のためにあるんだろう?と考え続けていますが、ひとつの答えが見えてきたように思います。
ま、そんな話は、いずれ。
bibleの朝食(美瑛)
おはよぉお ございます。
2回目です。
ビブレの朝です。
前日は到着が夕方でしたので、外は暗かったのですが、朝起きたらいい天気。
この景色、記憶に残らないわけがありません。
果肉ゴロゴロの自家製ジャム。
搾りたてのオレンジジュース。
焼き立てのパンがてんこ盛り。
もうね、このパンが美味いのなんの。
焼き立てのクロワッサン。
牛乳は温めてくれました。
サラダ。
ソーセージは優しい味わい。
ゆで卵とチーズ。
ニンジンのスープかな。
キンカンとキウイ。
ビブレの朝食はシンプルながら、パンのおいしさが引き立っていましたね。
朝から元気になります。
さあ、いい天気、今日は札幌へ向かいますよ。
bible(美瑛)
2月下旬、吹雪の中を真狩村から美瑛へ向けて走っております。
あ、しつこいようですが、昨年のことですからね。
ビブレ
こちらもオーベルジュです。
美瑛料理塾という実践で学ぶ学校もあり、学生が働きながら学んでいます。
いいなあ、入塾したい。。。
というわけで、
ディナーの前に、パン工房へ案内してくれます。
窯から焼き立てのプレッツェルを出してくれ、熱々をいただきます。
ここでいっぱい食べてしまうと危険です。でも、それくらいおいしい。
オニオンのタルトからスタート。
チーズとポテト。シンプルだけど旨い。食べるほどお腹が減るやつ。
なんてたって、パンが美味い。
前菜は、こんな演出で出されます。
テリーヌ、ラタトゥイユ、ピクルス、フキノトウのフリットだったかな。
よい香りと一緒に登場したのは、ニシンの燻製。
香り、旨み、加熱加減、どれもがドンピシャ。
スープは、しいたけ? き、記憶が。。。
どーん!と、真狩村のゆり根が登場です。
塊のまま、バターでローストしただけ。なんだと思います。
でも、甘みといい、香りといい、もうゆり根の概念が吹っ飛びます。
カリカリで、ホクホクで、食感も楽しい。
この一品を食べるだけにもう一度行きたい。それくらい記憶に残る味わいでした。
魚料理はシンプルに。
今度は、目の前で葉野菜とドレッシングを和えてくれます。
言葉通り、野菜に調味料をドレスするように。
こうした演出で、何気ない一皿が印象的になってしまいますね。
メインは、鍋ごと登場!
目の前でふたのパンを外していくのですが、ワクワクが止まりません。
シェフみずからサーブしてくれます。
で、メインは、コック・オー・ヴァン。
今となっては、めったに出会えないくらいのクラシックな料理です。
やっぱり、こういう料理が好き。
付け合わせのマッシュポテト。
ふたを密閉していたパンも食べられます。
デザートは「お好きなだけどうぞ」って、そんなに食えるかい!と思っていたら、大好物のタルトタタン。
これだもの、食べるよね。
ああ、胃袋がもっと大きかったら…。
小菓子で〆。
料理塾の学生が働いているということもあるのでしょうが、料理はどれもシンプルでベーシック。
なおかつ、地の素材を生かしていて、ここでしか食べられない料理になっていますね。
遠くても、また行きたい。遠いからこそ、また行きたい。
そう思わせる料理を作ることが、地方レストランの使命なんだろうなと思ったり。
maccarinaの朝食(真狩村)
おはよぉお ございます。
あ、マッカリーナの朝です。
ピキッとするような寒さの中、朝食をいただきます。
ジャムもオリジナルラベル。
フレッシュジュースでしっかりお目覚め。
牛乳も旨い!
パンがてんこ盛りに出てきます。
サラダもたっぷり、自家製ベーコンも旨い旨い。
クグロフまで登場。もう、食べきれるわけがありません。
野菜のスープ。体が温まります。
できたてのチーズには、はちみつをかけて。
フルーツも。
安心してください。食べきれなかったパンは持ち帰れます。
もちろん、ジャムも。
朝から腹パン。
さあ、雪の中、美瑛に向けて移動しましょ。
maccarina(真狩村)
あ、オオガケです。
寿司を食ったら、仕事、仕事。
今回は、2泊3日で、中道シェフがプロデュースする『マッカリーナ』と『ビブレ』を視察し、最後は『モリエール』で食事をした後に打ち合わせという流れ。
まずは、『マッカリーナ』を目指します。
マッカリーナ
ここは、宿泊もできる、いわゆるオーベルジュです。
もちろん、宿泊しましたよ。
2月ですからね、雪もすごいです。
途中の雪もすごかった。一人で運転してたら泣いてたね、たぶん。
薪の暖炉がいいですね。
セラーも見学させてもらいました。
生ハムも自家製しているんです。
さあ、ディナーです。
野菜がどれも元気!
生のもの、火入れしたもの、どれも野菜の良さが生かされているお皿です。
ポロねぎです。超シンプルですが、甘みがすごいのなんの。
酸味のあるソースが、また合う。
玉ねぎのスープ。
自家製のシャルキュトリ。
メインは魚料理にしたのかな。
付け合わせのジャガイモ。チーズと一緒になって、旨くないはずがない。
パンも自家製。
デザート。
小菓子まで。
ハーブティーでまったり。
ふと横を見たら、ミッシェル・ブラのサイン入りプレート。
北海道にきてよかった。
そう思わせる料理の数々。
また行きたい。心からそう思う。
次は、夏とか春とか。
なごやか亭(札幌)
2月の北海道は、寒いんですよ。
え? 知ってる?
さいですか。
というわけで、2017年2月下旬、三度目の北海道へ出かけました。
なんで、そんなに行くのか?って?
それはね、シェフェスタのフォーラムに『モリエール』の中道博シェフをお招きして、講演をしていただきたいからです。
というわけで、シェフェスタ事務局長のF氏とおっさん二人旅。
まずは、札幌付近で腹ごしらえ。
この先、フレンチ尽くしなのはわかっていますから、寿司じゃ、回る寿司じゃ!
というわけで
なごやか亭
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010303/1006065/
いやーどれも旨い!
回転すしでこのレベルはすごいね!
で、こちらは「こぼれ」シリーズが名物ですので、大好物のいくらをこぼしてもらいましょう!
こうやって、目の前で盛ってくれるのです。
イベントフルに盛り上げてくれるのはいいのですが、注目されるので、ちょっと恥ずかしい。
でも、見て、この盛りよう!
いくら好きにはたまりません。
せっかくだから、ザンギも食べてみました。
いやー、満足度の高さったら、もう。
うかつな寿司屋より、こっちのほうがよっぽど旨い。
お値段も安い!
すごいぞ、北海道。