ブログ、また、始めました。ミャンカー＠駒沢

あ、オオガケです。

オールドファンにはたまらない書き出しからスタートしました。

平成も四半世紀を超えた今、齢40になったおっさんが、いまさらブログかと。
誰も読まねえって……、知ってる、知ってるよ。
でも、書かないと。

神奈川県は横須賀市で生を受け、湘南の海に青春を叫んで育ち、東京の荒波で揉まれた挙句、気が付けば奈良に住み慣れた昨今、自分というものを見失いがちになり、人からは何者かよくわからないと言われ……。

なので、また、書くことにしました。
自分というものを、再度見直すために、「食」というものを、生涯の生業とするために。

突然ですが、ずっと胸に秘めている夢があります。
夫婦二人で居酒屋を営むこと。料理上手で、美人じゃないけど愛嬌のある嫁さんと二人。
カウンターに並ぶ大皿料理を嫁さんが仕込み、自分は営業中に料理をする。嫁さんはお酒が好きで、営業中は接客をするけど、最後は常連客と一緒にお酒を飲むのがお決まり。暖簾をしまうころには、嫁さんはカウンターに突っ伏して寝てしまっている。
僕は嫁さんを起こさないように掃除をして、最後は嫁さんを背負って帰る。　この、背負って帰るというのが一番のポイントです。

不思議と、これほど女子受けの悪い話もありません。

だから、夫婦で営んでいる店というのは、個人的に思い入れが強くなってしまいます。

というわけで、昨年11月。
東京入りした際、N女史に連れて行ってもらったのが、駒沢の『ミャンカー』。

野菜の前菜かな。
もうね、だいぶと前だから、記憶もおぼろげ。でもね、野菜自体のおいしさと、ほどの良い手のかけ方、味付けの塩梅、いい感じなんすよね。

たしかね、カリフラワーのグラタンだったかな。優しいけど、カリフラワーの味がしっかりしていて、白ワインがね、ぴったり寄り添うの。

キノコのショートパスタ？　これ、抜群でした。香りがふわっと口いっぱいに広がる感じ。

小さいお店で、ご夫婦とお客さんの距離がすごく近い。

人見知りのオオガケには、ちょっと敷居が高いけど、東京に行ったら、また寄りたいなあと思うお店に出会いました。N女史、ありがとう。

ワインの写真を撮っているように見せかけて、憧れの後姿を。

さて、気がつけば、シェフェスタも目前に迫ってきています。

準備でバタバタと、深夜の打合せが続いたり、原稿に追われていたり……。
忙しさが度を過ぎて、心を亡くしてしまいそうだけど、まあ、まだがんばれるかな。

きっとまた不定期だし、しばらく間が空くと思いますが、ゆるりとおつきあいください。